恋の季節【Alan.s】

一人の男 ページ15

出会ってから

街でよく見かけることが多くなった



私が気づかなかっただけで

色々なところで見かける



その度に出会えたことに喜びを感じ、

少し、幸せな気持ちになる




音楽番組を録画してみたり、

Instagramをフォローしてみたり、


もうすっかりあなたのファン




GENERATIONSのメンバーのことも

少し詳しくなった


って言ってもほんの少しだけ









舞｢あれから亜嵐と会ったりしてないの？｣



仕事の空き時間

舞ちゃんから唐突な質問



｢してないよ、LINEも来てないし…｣




舞｢え、LINEしてないの？｣


｢うん、｣



舞｢え、信じらんない、

てっきり毎日のようにしてるんだと思ってた｣




そりゃそんなことできたらいいなぁって思うけど…



舞｢だって、LINE教えてから

もうすぐ1ヶ月だよ？


あいつ、なにしてんの？｣


｢いや、、

そんな知らない人のLINE知ったって

連絡してこないよ…｣



舞｢…ねぇ｣


｢ん？｣


舞｢好きでしょ、亜嵐のこと｣


｢え？｣



いや、好きじゃない

そりゃ好きだけど、ファンとして


｢いや、ないない｣


舞｢ほんとに？ほんとに好きじゃないの？｣


｢…うん、｣


舞｢じゃあなんでそんな顔するの？｣


｢…顔？｣


舞｢…泣きそうな顔、してる｣



舞｢本当は好きなんでしょ？

芸能人だから？

遠慮してるのかもしれないけど

あいつも男だよ？

Aの前では、一人の男だったし、

Aも一人の女だよ｣



｢…う、ん、｣


舞｢自分の気持ちに正直になって、

楽になりなよ｣



｢…舞ちゃん、、｣





舞｢叶うか叶わないかじゃなくて…


とりあえず、

当たって砕けろだよ笑｣



｢く、砕けちゃいや、、笑｣




舞｢ふふ笑｣


｢舞ちゃん、ありがとう｣


舞｢まぁ、あいつがLINEしないのが悪い｣


｢ふふ笑

めんどくさくなったんだよ、きっと笑｣



舞｢それもそれで腹立つけどね笑｣


｢そうだね笑｣







舞ちゃん、、、ありがとう…

23:48→←悩み事

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す