親子はじめました【番外編2】

＿ ページ10

「ヒョン俺も抱っこしたい」

『ジミン、写真はもういいの？』

「うん。ロック画面にしたぁ。ばっちり」


ナムジュンの腕から抱き上げて
その姿をぎゅっと優しく抱きしめた


「ヌナに似てる」

『そう？』

「うん、かわいい。俺のお嫁さんにする」


ふふ、と腕の中を見つめたジミンがふにゃりと笑う


「大好きだよ」


聞いた？大好きだって。
ジミンの大好きには不思議な力があるの。
これはママとあなたしか知らない。
あなたもすぐにジミンが大好きだって笑うんだろうね


「ジミナ俺！つぎ俺！」

『あんたは死ぬほど抱っこしたでしょ』

「かわいすぎて永遠に抱っこしてたい」


慣れた手つきで抱っこしてひひっと笑う


「お前が大好きなててくんだよ」


たくさん抱っこしてもらったから、
テヒョンのことはもう覚えたよね。
抱っこされると嬉しそうにばたばたするの
ママちゃんと知ってるよ。


「お前らマジで。外まで声聞こえてんだけど」


がちゃりと扉が開いて
呆れた顔したユンギが入ってくる


『おかえりー』

「ヒョンどこ行ってたの」

「どっかの我が儘がたい焼き食いたいって
朝からうるせぇから買いに行ってた。ほら」

『最高。ユンギ好き。大好き愛してる』

「雑かよ」


たい焼きにかぶりつく私の髪をぐしゃぐしゃ撫でて
それをみたホソクとナムジュンが笑う


「とか言いながらもにやにやしちゃてるし」

「相変わらず仲良しでなにより」


騒がしい大人たちに痺れを切らしたのか
ふぇ、と可愛い声が泣き声をあげる

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