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ほんの少しの一歩 ページ19

「ただいま」

『おかえり』


帰ってきたユンギがグクを撫でる


「グクお前ちゃんと保育園行ったんだって?偉かったな」

「うん」

「明日も行けるか?」

「え…あしたもいくの…」


褒められてちょっと満更でもない感じで照れてた顔が
一気に絶望に染まって思わずユンギも苦笑いする


『グク、ユンギにプレゼント見せよっか。』

「プレゼント?」

「うん!みて、ぐくがかいたの」

「どれ みして… おまえ、これ」


さすがに今度はパンダには見えずに気がついたらしい


「じょうず?」

『上手だな、これ俺だろ?』

「うん」

「これはAだな。顔デカさとかそっくり」

『ねぇ』


褒められて上機嫌なグクがきゃきゃっと笑う


『グク、ご飯食べたら今日保育園でなにしたか教えて?』

「うん!」

『よし、手洗っておいで』


走っていく背中をみてユンギが呟く


「ちゃんと色んなとこみてんだな、あいつ」

『だね。これはウサギだって』


きっと私達がこうやって四苦八苦してる時間も
けして無駄ではないんだ。

少しずつだけど、あの子に近づけている。


『明日も保育園行かないって言うかもだけど
私達が焦ってちゃダメみたい。
何が嫌なのか聞いてあげなきゃ。』


ジン先生から言われた事を話すとユンギが頭を抱える


「ダメだ、俺不安になってきた」

『明日は保育園ユンギだからね!』


あれだけの行為にどれだけ体力を使って
そしてどれだけ心が痛むか体験してみるがいい

上手な奴→←はじめてのプレゼント



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a(プロフ) - ぐくがお母さんに向けての一つ一つの言動でもう涙止まりませんでした…… (2022年2月4日 21時) (レス) @page22 id: 625b9bc2d6 (このIDを非表示/違反報告)
?めぃろ?(プロフ) - いまからぐくがぱぱでぇすが可愛すぎて無理進めない話入ってこないかわいあ (2021年5月5日 10時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
お星さま - 私の幼馴染みも解離性記憶障害で...泣けちゃいました...まだ読んでる途中ですけどとっても面白いです!!wwそしてポケモンマスターのくだりめっちゃ笑いましたw (2019年6月6日 0時) (レス) id: 4307a1b454 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - はるなさん» 実在する人物(笑)出してしまいました。笑っていただけていたら嬉しいです!笑 (2019年4月30日 13時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます(;_;)読み返したいと思える作品になり、本当に嬉しいです。皆さまの応援のおかげです、ありがとうございます! (2019年4月30日 13時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じあ | 作成日時:2017年9月22日 21時

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