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あれからまた時間は経って一ヶ月は過ぎている、
ジミンさんは休憩時間があれば
ちょっとした連絡を
こまめにしてくれるようになった。
休憩中のジョングクさんの写真やら
お昼に出てきたご飯が美味しかったとか
ちっちゃなことだけどすごく嬉しい。
私はというと、先輩と一緒に張り込みもたまにして
でも最近はほとんど会社に行って
いろいろな資料をまとめている。
そんな中ジミンさんから
メッセージが来てご飯に誘われた
会えるのも1ヶ月ぶりだから
すでに私の気分はめちゃくちゃ上がってる。
珍しく“事務所の前まで来て欲しい”と言われて
仕事終わりにジミンさんのいる事務所に向かう。
しばらくすると、ジミンさんが出てきて
両手を合わせながら
“迎えに行けなくてごめんね”と謝ってくれた。
『全然!いつもありがとうございます』
「当たり前のことをやってるだけだよ」
ジミンさんはいつも女の子扱いしてくれる、
先輩ももう少し私を女の子扱いして欲しい。
なんでもこなせるゴリラとでも思ってるんだと思うけど。
「…ジミンさんっ」
「ハナさん、」
ブロンドのロングヘアを風になびかせて
すごく白くて細い女の子が事務所から出てきた。
「さっきの話、もう少し考えて欲しいです…」
「……何回考えても同じだよ」
「本当に好きな人いたんですね…」
「、うん」
今にも泣きそうな目をしたハナは
ジミンさんのうんという返事と同時に
事務所の中に入っていった。
もしかしてこのために私に事務所まで来てって言った?
なんて思ったりしたけど、考えすぎか。
「好きな子がいてその子と帰る
って言ったらこうなっちゃった」
眉毛を八の字にして可愛い顔をしても
それはさすがに、、って思っちゃった
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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時