あなたの見てる世界 (ページ28)

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「ねえ、君たち何考えてるの」

テヒョンさんがぽいぽいかごに入れるから

とんでもない量のアイスを買うことになった

ジミンさんは冷凍庫パンパンだよ〜って言いながらも

綺麗に入るよう整頓しながら入れている。

テヒョンさんはそれを笑いながら写真に収めてる

明日ヒョン達に見せるんだーって

BTSってみんな仲良いんだ、、

「テヒョンア、Aちゃんに

変なことしてないよね？」

「するわけないでしょ〜、ジミナの子なんだから」

ニヤニヤしながら私とジミンさんを交互に見つめる

アイスを買いに行く時に

私がジミンさんのことを好きって言わなかったら

こうやってあからさまにいじってこなかったと思う。

私は私で恥ずかしくて何も言えなくて、

ジミンさんは照れたように笑ってる。

「この前の子と仲良くなれたって

Aちゃんのこと話したんだ」

さっきテヒョンさんから聞いたなんて言えなくて、

でも初めて聞きましたなんで顔もできなくて

自分でもわかるくらいのニヤニヤ顔をしてしまった。

“本当にジミナのこと好きなんだね”って

テヒョンさんが私に耳打ちしてきて

私の顔はきっと今日何回目かのゆでだこ状態。

もうこれ以上ニヤニヤした顔を見られたくなくて

両手で顔を隠して“やめてください”と

テヒョンさんに聞こえるくらいの声で言った。

「ねえ〜なに？なに話してるの？」

「え〜？Aちゃんに聞きなよ」

『やめてください…』

「じゃあ、あとで2人になったときに、ね？」

もうなんの話をしてたか

分かってるんじゃないかって思う。

テヒョンさんはゲームをし出して

その後ろで私たちはソファに座ってそれを見てた

ジミンさんはそれが当たり前だという風に

私にまた腕を絡めて肩に頭を寄せる。

ただ座ってゲームをしてる人を見てるだけなのに

気が気じゃなかった。