あなたの見てる世界 (ページ26)

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本日2回目のジミンさんの家に着いた。

昼間はここに2人でいたのかと思うと

なんだか不思議な感じがする。

「ごめんね、テヒョンアが無理矢理誘っちゃって」

『全然大丈夫です、逆にすみません、』

私は今ちゃんと笑えているのだろうか、

引きつった笑顔になってないだろうか、

あの写真をテヒョンさんが持ってるままで

冷静でいられるわけない。

それにあの話も聞いてたとなると

私は今最悪の事態に陥っている。

テヒョンさんのことを全然知らないし、

ジミンさんに聞いたことを

全部話してしまうかもしれない。

そうなったら本格的にもう終わり、絶対にそれは避けたい。

「あー！俺アイス買ってくるの忘れちゃった！

Aちゃんも一緒に買いに行こ！」

「夜なのに女の子を外に連れてくなんて危ないでしょ」

『大丈夫です！行きます！』

ジミンさんは優しいから引き止めてくれたけど、

私にとっては2人で話すには

今が最大のチャンスな気がした

きっとテヒョンさんは2人で話したいから

誘ってきたわけだと思うし、

行かない選択肢はなかった。

「大丈夫だよ、ジミナのアイスも買ってくるからね」

「そういう問題じゃないんだけど〜」

少し拗ねた顔をしてジミンさんは

玄関まで見送ってくれた。

エントランスを出ると同時に

テヒョンさんにまた同じ話をされる。

「ちゃんと説明してくれない？

この写真のことも、さっきの男との会話のことも」