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お出掛け仕様になったジミンさんは
キャップとサングラスをしててもオーラが漏れていて
ファンならすぐ気づいてしまいそうな感じ。
私もキャップを貸してもらって、
流石に下は自分のスキニーを履いたけど
上はジミンさんの大きめの服を着てる。
動くたびにジミンさんの柔軟剤が香ってドキドキが増す。
ほんとにバレてない?大丈夫かな?
かなり危ない橋を渡ってる気がするんだけど…
「食べたいのある?」
『キンパがいいです、得意だって聞きました』
「一回配信で作ったんだ、笑
じゃあキンパにしよっか」
記事にする前にある程度の情報入れといてよかった、
料理とかほんと使わない情報でしょとか思って
先輩のこと馬鹿にしてたけどこんなところで役に立つとは…
『ジミっ、』
名前を呼ぼうとしたときに、ここが公共の場所だと思い出した。
それと同時にジミンさんが私の腰に手を回して
身体を引き寄せて、顔と顔との距離が近くなって
「しーっ、みんなに気づかれちゃう」
またしても私に勘違いさせるような言葉と行動で忠告してくる。
『バレそうで焦ってる人間に見えないです…』
「一緒にいれるってことが嬉しくて、
ニヤニヤしちゃいそう、笑」
もちろんサングラスにマスク、ついでにキャップまで被ってるから
顔は見えないけど表情は何故か伝わってくる。
それに素直に反応してしまう自分にも少し苛立ってしまう。
ちゃんとキンパの画材を買い揃えて家に戻った。
途中気づかれそうになったけどそれもセーフでよかった。
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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時