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ドアの開く音が聞こえて、

振り返るとジミンさんが帰ってきた事に気づく。







『おかえりなさい、あの、服勝手に着ちゃいました』

「よかった気づいてくれて、Aちゃんに

用意しといたやつだからいいんだ」

『ありがとうございます、、でも私もう帰りますね』

「えっ、もう帰っちゃうの?」






まるで子供みたいに

私の服の袖を引っ張って首を傾げて聞いてくる。

勘違いしちゃうようなことしないでほしい、

よりによって相手がジミンさんて所でもうアウト。







『っ、帰ってほしくないですか?』






別になんで返してほしいとかは全く考えてなくて、

そんな顔で見てくるから出来心で聞いて見ただけ。

期待させるようなことを言って

なんて返してくるか気になった。






「…予定ないならもう少しだけ一緒にいたい、かな」





俯きながら言ってくるジミンさんに

また胸がギュッと締め付けられる

何を考えてそんなことを言うのか全くわからない、







『そんなこと言ってると

勘違いする女の子もいるんじゃないですか?』







冗談ぽく笑いながら言ったのにジミンさんの目は真剣で

こんなこと言うのはAちゃんだけだよ、なんて言うから

恥ずかしくて顔から火が出そうになるってこう言うことか、

ってわかるくらいに顔が熱い。








「どうしたの?こんなに顔赤くしちゃって」

『そんなこと言うからですよ』

「そんなことって?」

『ジミンさん、意地悪ですね…』

「Aちゃんが可愛い反応するからつい、笑」






本当に心臓に悪いからやめてほしい、

ジミンさんは私のほっぺに両手を添えて

熱いね?ってニヤニヤしながら

言ってくるし恥ずかしくて仕方ない。






「お昼食べようよ、何食べたい?」

『いつも何食べてますか?』

「んー、いつもは出前頼んでるかな

1人じゃあんまり作ろうってならないから」

『そうですよね、自分のために作るのって

気が向いた時とかじゃないとしないですよね』

「そうそう、今日は2人だし作ろうかな」

『私も手伝います!』

「じゃあ買い出しいこ!楽しみだね」






そんな簡単に外出ていいの…?って思ったけど、

ジミンさんは何も気にしてないみたい。

てか私ジミンさんの服着て外出て大丈夫、、?

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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