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.JM side









酔わせるつもりはなかったんだけど、

俺のペースについてこようとして飲んでる

Aちゃんを見てたら可愛くなっちゃって、

つい何も言わないで見てたら酔っちゃったみたい。






最後お水だけもらって飲ませてから

タクシーを呼んでAちゃんを乗せる。







「自分の家の住所言える?」

『住所、えっと、住所は〜、、』

「ダメそうだね、笑」






このまま置いていくわけにもいかないから

うちに連れて帰る事にした。

知り合ってそんなに日が経ってないのに

テヒョンに知られたらすぐ揶揄われそうだ。







家に着いてAちゃんを運んでから

またコップに水をいっぱい注いで飲ませる。







「大丈夫そう?気持ち悪い?」

『…んん、気持ち悪くはない、です、』

「そっか、よかった

明日も仕事って言ってたよね、おやすみ」







Aちゃんをベッドまで運んで布団をかける

仕事はきっと俺の方が早いだろうから

先に出ないといけないと思うけどごめんね。

そう思いながらベッドを離れようとしたら

服の裾を掴まれた。








『…なんでそんなに優しくするんですか』

「普通だよ、あそこで置いていけないよ」

『みんなにするって事ですか…』







Aちゃん、目がトロッとしてるのに

しっかりと俺の顔を見て聞いてくる。

酔ってるからってそんな可愛いこと聞かないでよ、







「Aちゃんだけだよ」

『そんなの、好きになりそうです…』







そういうとゆっくり目を閉じて

規則正しい息遣いが聞こえてきた。








「好きになってよ、」







俺が言った言葉はきっと聞こえてないと思うけど、

気持ちは伝わってると良いな。

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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