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もう時刻は夜の12時をとっくに回ってる。

開いてるお店も飲み屋がほとんどで、

仕方なく帰りもそんなに困らないような距離の

飲み屋にはいる事にした。







「明日も仕事だから、ほどほどにしよっか」

『そうですね』






とかいう割にペースが早いジミンさん。

なのに全然酔ってなくて、もしかしてお酒強い人?






「Aちゃんてすぐ顔赤くなるタイプなんだ」

『そうなんです〜、すぐ顔に出ちゃうし

あんまし強くはないです…』

「もしかしてもう酔ってる?笑」

『大丈夫です、まだいけます』








強いかは別として、お酒は割と好きな方だ。

ジミンさんのペースに合わせて飲んでたら

普通に酔ってしまった。







「ずっと飲んでたそれ、美味しいけど

度数高いから後からくるんだよね」

『知らなかったです…すみません…』

「フラフラだね、大丈夫?」

『ほんとすみません、、』






どれだけ飲んでも家に帰るまでは潰れないって決めてる。

だから今日だって帰る前になんて絶対に潰れたくない、

でも気づいたらお会計も終わってて外にタクシーがついていた。





ジミンさんに、自分の家の住所言える?って聞かれたけど、

頭はしっかりしてるのに、もう呂律が回らなくて

喋るのを諦めた。

喋るのを諦めたら今度は睡魔が襲ってきてろくに目も開けられない。

今まで2、3時間しか寝てない生活が続いたからだ。

それくらいしか寝てないのに、何も撮れないなんて情けない。






「えっ!どうしたの?なんかどっか痛い?」

『ぜんぜんいたくないですけど、いたいんです〜』







そう、頭ではわかってるのに、

こんなアホ丸出しの返事しかできなくなっている。

次の日起きた私の記憶はここまでしか覚えてない。

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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