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先輩には少し遅れると連絡をしてジミンさんの隣の席に腰掛ける。
そこにはテヒョンさんもいて3人で少しだけ話すことになった。
「聞いてよ、ジミナってば後輩の子の見送り行っただけなのに
週刊誌に取り上げられちゃってほんとついてないの」
「もういいよその話、別に付き合ってるわけじゃないし」
2人ともごめんなさい…それ、私が書いた記事です…
なんて言えるわけもなく、
あー、そうなんですね、と相槌をしてみる。
私の顔が思った以上に深刻そうな顔を
してたみたいでテヒョンさんが心配そうに見てくる。
「まあ,ハナに言い寄られてるのはほんとだけど
付き合ってはないから大丈夫!」
いや、言い寄られてるんかい。
あの子ハナっていう名前の女の子なんだ、
そんなことを先輩が聞いたらすごく嬉しがるだろうなぁ、
でも私はこれ以上ジミンさんのプライベートな部分を
晒したくないから黙っておきたい。
「でもさ、あんなとこ取られるなんて
ジミナずっと見張られてるってことかもよ」
「…もう俺の話はいいよ、その話題疲れる」
意外と鋭いことを言うテヒョンさんにドキドキしながらも
うまく話をまとめて2人と別れた。
あんな普通に週刊誌の話するもんなんだ、
私がそう言う仕事をしてて自分が書かれてるって知ったら
ジミンさんはどう思うんだろう。
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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時