なんで私がマネージャーやねん。

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HIROさん？って人にめっちゃでっかい会議室みたいな部屋に連れてこられた。
今そこでふっかふかの椅子座りながら
HIROさんを待ってる。
座り心地気持ちいいわー、これ。
めっちゃ高そうな椅子やわー、これ。


クルクル回って椅子で遊んでたら、
ガチャって会議室のドアが開いた。
めっちゃくちゃ焦った。心臓が口から出そうやった。むしろ出てたかもしれへん。



HIRO「Aさん、何度も何度もお待たせして本当に申し訳ない。」

A「いえ！！！大丈夫です！！！」

動揺して完全に声が上ずった。恥ずかしすぎる。


HIRO「くっくっ(笑)」

また笑われてるやん。もうあかん。
というかよう見たらこの人めっちゃ渋いやん。
男前やし何より体格が凄い。
イケメンやわ。あだ名はKINGやわ。



HIRO「じゃあ、早速なんだけど二次選考に移らせてもらっていいかな？」

A「はい、よろしくお願いします。」

HIRO「ウチの会社、芸能関係のお仕事が主なんだけど、芸能に興味あったりする？」

A「いえ全く。(きっぱり)」

なんなら芸能関係とか知らんかった。
興味無さすぎてなんも下調べしてないわ。



HIRO「えっ(笑)なんでうちの会社受けたの？(笑)」

A「(言えない。お金に目が眩んだなんて言えない。)あー、えーっと、これから興味もてたら良いなぁと思いましてですね(しどろもどろ)」

HIRO「……ぷっ(笑)ははっちょっともう限界。(笑)」

めっちゃ豪快に笑われた。
出会ってからKINGには笑われっぱなし。
関西人としては、ええ事やねんけど。



HIRO「もう気に入った！ほんと最高だわ(笑)最終面接無し！採用ってことで！(笑)」

A「えっ！！？ホンマですか！！？」



ビックリしすぎて関西弁が出てもうた。
何故？なんでか分からん。まじで意味わからんけど
採用やって。ヤッターーー(真顔)

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