なんで私がマネージャーやねん。

30 -登坂 side - ページ31

┈┈┈登坂 side



A「何がおかしいねん！！」


って関西弁でキレられて、
健二郎くんで聞き慣れてるはずなのに
女の子の関西弁ってこんなに可愛いんだって
再認識した。


「ごめんって(笑)とりあえず、俺ホストじゃないから。三代目 J Soul Brothersってグループでボーカルしてる、登坂広臣。」


A「ホストじゃないん…？」


上から下まで舐めるように見られて
いくら見られる仕事してる俺とは言え
ちょっと恥ずかしい。


「とりあえず、ビール奢るからもう少し話そ。」


レコーディングはまぁ、ちょっとぐらい
遅れても大丈夫っしょ。俺、いつもおせぇし。
焼肉屋でビールめちゃくちゃ美味しそうに飲んでたから、ビール好きなのかなぁって
ビールで釣ってみた。


A「ビール！！！？お兄さん良いん！！？あざーす♡」

絶対語尾にハートが付いてる。可愛い。



まあちょっとまっててよ、って
ダッシュでコンビニ戻ってビールを買いに行く。
俺、あの子の事気に入りすぎじゃね？
俺が自らすすんでビール買いに行くとかねぇわ(笑)



ビニール袋に山盛り入ってあるビールを
1本取って女の子に渡す。


A「とさかひろおみさんは、飲まへんの？」


上目遣いに笑顔で聞かれて、
顔赤くなってるのバレたくなくて目を逸らした。
天然無自覚。可愛すぎんだろ。


「俺はこの後、仕事残ってるからさ。」


へぇーそっかぁーってもうビールに夢中。
ビール飲んでる横顔もめっちゃ可愛い。

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