第１５話 ページ18
『あら、そう。
貴方達って、そうやって自分を苦しめるのね。
今回で分かったわ。
私と貴方達は違う。
私が不快を与えても、それを理解する事は絶対に出来ない。』
ペ神「……」
『治療の件については、感謝するわ。
じゃあね。』
その後、私はしんぺい神を残してその部屋を後にした。
次の日、私はグルッペンに言われて報告書を書いていた。
面倒だとは思うけど、これは買取主が定めているルール。
従うべき事。
そんな事を考えながら、黙々とペンを走らせる。
コンコンッ
ノックの音がして、私は扉の方へと視線をやる。
『開いてるわよ。』
ガチャッ
そう返事をすれば、扉が開けて書記長と外交官が入ってきた。
『何かようかしら？』
私はペンを置いて、椅子から立ち上がった。
すると、同時に勢いよく頭を下げてくる２人。
『…？』
トン「昨日はあんな事言うてすまんかった！」
オス「俺も、怒ったとはいえ手をあげて…ほんまにごめん…。」
『………？』
なんの事を言っているのかしら？
あんな事って…？
怒った…？
手をあげた…？
『…えぇっと…何の事かしら？』
そう言えば、２人はその状態のまま話し出す。
オス「ほら、昨日トントンが取り乱した時…俺がAの頬を…。」
トン「俺…お前にバケモンとか……。
言われて不愉快な事…。
それに……剣も抜いて……」
『昨日………あぁ、思い出したわ。
別に気にしていないわよ？』
なるほどね。
そんな事で謝りに…。
本当に、感情って面倒ね。
別に何ともなかったけど。
オス「ほんまに忘れてたの…？」
『えぇ、そうよ？
普通なら覚える事かも知れないけど、私は違うの。
何も感じないし、喜怒哀楽を感じる事もない。
そんな中で記憶に残すのは難しいの。
頭なんて下げなくて良いわ。』
私がそう言えば、頭をゆっくりとあげる２人。
『私の事は、都合のいい駒と考えれば良いわ。
実際、私はそれに擬似している存在だし、気にかければそうやって貴方達は自分を苦しめる。
その点、私は苦しまない。
痛みにも、嫌悪感とやらにも苛まれないの。
貴方達は、それを有効的に使うべきよ。』
トン「前から気になってたけど…。」
オス「どうしてそうなったかとか…聞いても良いかな…？」
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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します！m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (
レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます！また、返信が遅れてしまい申し訳ありません！【設定した名前（省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます！こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません！ 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の件も了解です！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します！とても面白かったです！！もしよければ続編もみたいです！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年6月26日 0時
