第８話 ページ11
グル「ほう…。」
彼の目は満足げに細められていた。
その後は、歓迎と称した夕食を食べる。
特に、盛り上がる事はなく、私は他よりも早く夕食を終えると自分の部屋に戻される。
鬱先生と一緒に。
どうやら暫くは監視が付くみたいね。
『私は何かする事はある？』
鬱「今んとこないで。」
彼は、他の幹部とは違い私に対しての敵対意志を感じない。
『鬱先生は私をどのように思っているのかしら？』
その質問の意図に気づいたのか少し眉を寄せた。
鬱「…憎んでる。
なんせ大切な仲間が殺されたんや。
そんな奴がとんとん拍子に自分の仲間になる。
…いくら憎んでる相手でも、もう仲間なんや。」
『大した心構えね。
私なら仲間を殺されたら、たとえそいつが仲間になろうと、殺す事が出来るまで追いかけ続けるけどね。』
鬱「…！」
『私は仲間を裏切らないわ。』
鬱「それは僕達に安心しろとでもいうとんかな？
いつ、君を殺してもおかしくないんやで？」
少し鬱先生の仕草に穴が出来る。
何かを構えた？
それでも、私は不自然にならないように対話を続ける。
『まぁそうね。
でも、私は買われた身。
なら買った人に忠誠を誓うのみ。
その相手が私の主人で、その主人が仲間と言う人達は私の仲間よ。』
鬱「……。」
『私に逆らう権利も拒否する義務もないわ。
これから私は我々国の手と足となる。
だから貴方達は私をどう扱おうと何も言わない。
ストレス発散、欲の発散、だだの身代わりや戦闘要員。
何でも良いのよ。』
鬱「…っ……‼」
鬱先生はこちらを疑視している。
『飽きたら別の国に売り飛ばせば良いしもしくh(((』
鬱「ストップ‼」
改めて鬱先生を見ると顔は青ざめている。
これは“怖かった”のかしら？
鬱「あのさ…もっと自分を大事にしなよ…」
『大事に？
別にその必要はないわ。
傷はついても痛みなんてないしどれだけ抱かれても殺しても感情も感じない。
なら抵抗の必要もないでしょう？』
鬱「………」
まるでありえないものを見るように見つめられる。
『気持ち悪い、とでも思っているのかしら？
まぁ私にはどんな感情なのか理解出来ないけどね？』
鬱「…可愛い顔してるのに勿体無いね…。」
『褒めたの？
まぁ、どちらでも良いけど、私に自分を大切にしろって言うのなら、まずはその右手に隠しているものを収めて欲しいものね。』
鬱…！
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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します！m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (
レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます！また、返信が遅れてしまい申し訳ありません！【設定した名前（省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます！こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません！ 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の件も了解です！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します！とても面白かったです！！もしよければ続編もみたいです！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年6月26日 0時
