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「傷つくわけないじゃん(笑)…言ってみてよ」
「…先輩さ、」
「うん」
「なんであそこにいたと思う?」
「たまたまとかじゃないの?」
「…いや、」
「じゃあ、何」
リモコンを手にしてテレビを消した菊池
口を噤んでいて、何かすごい言いづらそう
私たちの間に沈黙が訪れる
「ストーカー。」
「…は、?」
「されてんだよ。お前が」
「…………」
「だから嫌な予感するっつったろ」
そんなわけ、…ないよ
だって、優しくていつでも微笑みかけてくれる先輩だもん、
「やだなぁ、もう。菊池の勘違いじゃない?(笑)」
菊池を叩いてみるけど。
…でも、手の震えが止まらない
「…じゃあ何であの場にいたのか説明してみろよ」
「だから、偶然…」
「先輩の家、逆の方向だろ」
…何で?
何のために?
今は、そんなことしか考えられない
「A」
そっと抱き締めてくれた菊池に、ぎゅっとしがみつく
菊池がいなかったら私はどうなってたんだろうって考えたらゾッとして。
トクトク_____ と鳴る菊池の心臓の音に、酷く安心した
…怖い、
「ねぇ菊池、」
「ん?」
「…なんでもない」
「心配すんな。守ってやるから」
「ありがとう」
「……明日の朝、迎えに来るわ」
「え、いいよ」
「お前が心配なんだよ。これくらいさせろ」
「…うん、わかった」
ここまで菊池が優しいとなると調子が狂うな…
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サ ナ エ(プロフ) - Rukarinさん» わぁぁ!素敵なコメントありがとうございます!!これからもぜひ読んでくださいね(*´ー`*) (2018年6月23日 17時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
Rukarin(プロフ) - この作品すごく好きです!頑張ってください! (2018年6月23日 12時) (レス) id: 3af6288758 (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - Ayanoさん» コメントありがとうございます!そのお言葉、作品を書く上でとても励みになります( ; - ; )これからもぜひ読んでくださいね( *˙˙*) (2018年6月18日 20時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - この作品大好きです!!この先の展開めっちゃ気になりますっ!更新楽しみにしております! (2018年6月18日 18時) (レス) id: 6218e6df28 (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - ぴよさん» コメントありがとうございます!これからもぜひ読んでくださいね( *˙˙*) (2018年6月11日 18時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サ ナ エ | 作成日時:2018年6月6日 7時