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「んー。実力を付けろってことなんですかね?」
結局言ってしまった。
松島さんの癒される笑顔見てたら、つい…
って違う違う!
…何処かに吐き出したかったんだ、このモヤモヤを。
「まぁ、私が実力不足なところもあるからね、」
「そんな落ち込まないでください
きっと、菊池さんも菊池さんなりに考えてることがあるんですよ」
…ね?って肩に手を回された
気付いたら、思ったよりも松島さんとの距離が近くて
不覚にも心臓がドキッてした
「あ、松島さん、仕事…」
「あっ!ごめんなさい!!」
「いや、そんなことないです!悩み聞いてくれてありがとうございました」
松島さんの顔が赤くて、それが移ったみたいに私の顔も多分赤い
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「お前ゆでダコみたいだな」
「は?」
「顔真っ赤」
松島さんと別れて営業部のフロアまで戻ってきたら、顔を見るなりそんなこと言ってきた
思わず、両手で頬を隠す
「やっぱ顔赤いよね…」
「なんかあったの?」
「べ、別に?」
…いつもの、よくわかんない菊池だ。
今朝までのあれは何だったんだろ、
ふーんって言って、はいって手渡されたそれ。
「重っ……って、え…?何これ?」
「暇だったし、お前の分がどっさりデスクにあって見苦しいからやっておいた」
確かに、朝中島さんから渡された大量の書類を置いておいた私のデスクには何も置かれてなかった
…嘘でしょ?この量をだよ?
菊池だって、自分の分も私以上にあるはずなのに。
「それと、これ…はい。」
「え?」
「資料纏め、お疲れさん。昨日はごめんな?」
チョコを渡された
…なんなの。
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サ ナ エ(プロフ) - Rukarinさん» わぁぁ!素敵なコメントありがとうございます!!これからもぜひ読んでくださいね(*´ー`*) (2018年6月23日 17時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
Rukarin(プロフ) - この作品すごく好きです!頑張ってください! (2018年6月23日 12時) (レス) id: 3af6288758 (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - Ayanoさん» コメントありがとうございます!そのお言葉、作品を書く上でとても励みになります( ; - ; )これからもぜひ読んでくださいね( *˙˙*) (2018年6月18日 20時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - この作品大好きです!!この先の展開めっちゃ気になりますっ!更新楽しみにしております! (2018年6月18日 18時) (レス) id: 6218e6df28 (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - ぴよさん» コメントありがとうございます!これからもぜひ読んでくださいね( *˙˙*) (2018年6月11日 18時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サ ナ エ | 作成日時:2018年6月6日 7時