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53 . ネコのシャーペン ページ4
慧side
光「それで、2人で勉強してる時に誕生日プレゼントで貰ったのが、その…ネコのシャーペンって訳。」
光「ほんと…なんというか、不器用というか。俺がネコ苦手なの知ってるくせに、俺に似てる〜とかいう理由でくれてさ。
あの時の『頑張ろうな』は俺にとって、魔法の言葉。
ネコなんて、普段の俺なら見るのも嫌なはずなのに、結局今までずっと愛用してる。」
なんか…素敵。
俺もそんな幼馴染が欲しかったな…
なんてね。
"その方は今、医者を?"
光「…あ、うん。近くの病院で精神科医やってるよ。」
ほんの一瞬、光先生の顔が曇ったような気がした。
光「いいこと思いついた…!!」
はて、気のせいか。
直後、寒い冬には似つかわしい明るい声が響いた。
光「薮に…会いに行ってやってくれないか?」
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作者名:朔 | 作成日時:2020年2月1日 23時