ハチミツイロ＿＿Reo (ページ39)

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Aside＿＿

香澄「玲於くんは髪染めたりしないの？」

玲於「んあ～、今んとこ予定ないっすね」

「隼くんの金髪、すっごい綺麗だよね。ブリーチ何回したの？」

隼「３回しました！似合ってます？？」

「うん、似合ってる。金髪好きじゃないけど、隼くんのは嫌いじゃない」

隼「それって褒めてくれてますよね？笑」

香澄「分かりずらいね笑」

玲於「金髪豚野郎…」

隼「待って、進化してる！！」

春休みの間に金髪デビューしたらしい隼くん

これがまた似合ってて

香澄は最初はびっくりしてたけど

今は気に入ってるみたい。

隼「やっぱダンサーなんで！ちょっと目立つ髪型に挑戦してみようかなみたいな！」

玲於「え～、じゃあ俺も」

「玲於は絶対黒髪の方がいいよ」

玲於「……はい」

隼「玲於これ一生黒髪だな」

玲於「黒髪極めるわ」

「バーカ笑」

玲於が金髪になんかしたら

外人の子どもみたいになりそう。

色白だし、顔もちょっと外人っぽいし…

…あれ。ちょっと見てみたいかも

玲於「A先輩も相変わらず黒髪なんですね」

「一回染めたんだけどね、やっぱり黒の方がいいかなと思って」

玲於「え、染めてた時の写メとかないんすか？」

「ない」

玲於「いや、絶対あるでしょ笑」

「探すのめんどくさい笑」

玲於「うわ、ケチ。笑
まあでも、A先輩ならなんでも似合いそう」

なんてまた、ニコニコしちゃって…

本当、口が上手なのも変わってない笑

正直、高校の時は

出会っていきなり告ってきた玲於のこと

チャラいな～とか

相当自分に自信あるんだろうな～と思ってたし

ぶっちゃけ最初はウザかった。

でも、だんだん分かってきたんだよね

知らない女の子から挨拶されたり

連絡先渡されたりしてるところなんて

しょっちゅう見かけるけど

笑顔で返してるところも

快く受け取ってるところも見たことがない。

それどころか、周りからは

” 塩対応 ” なんて呼ばれるくらい

女の子に冷たいのに

玲於「A先輩、俺飲み物買いたいんすけど
ついて来てもらっていいすか？」

こんな人懐っこい笑顔を見せるのなんて

私にだけ…

なんて自惚れてしまっても

仕方ないくらい。

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