ハチミツイロ＿＿Reo (ページ35)

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Aside＿＿

美月「え～～～～～っ！」

私がぼーっとしてる間に

美月が香澄から色々聞き出してたみたいで

やたら大袈裟に驚いてる

美月「おっきい方が隼くんで、ちっちゃい方が玲於くんね？で、隼くんが香澄の彼氏！？高二から付き合ってるの！？すごい、一年遠距離ののち同じ大学に入学…なんて素敵なの！」

楽しそうだなあ…

よくしゃべるなあ

美月「でもさ、イメージ的にはだよ？玲於くんの方が香澄と合ってそう。ほら、香澄ふわふわ系だから、かわいい感じの玲於くんの方が」

「中身は隼くんの方がかわいいよね。」

香澄「そうだね、玲於くんはツンツンな感じ笑」

美月「えっ、そうなんだ！ギャップ萌えじゃ～～ん！！」

高校生みたいなテンションだな…

ニコニコしながら聞いてる香澄が

何か言いたそうにあたしを見た。

何を言いたいのかは

だいたい分かるんだけどね

．

『香澄先輩！！』

このフロア全体に響き渡ったんじゃないか

ってくらいのでかい声が香澄を呼んだ。

こんなでかい声を出せるのなんて、

この地で香澄を先輩付けで呼ぶのなんて、

他でもない…

香澄「…はやとっ、」

その顔を見た瞬間

顔を真っ赤にした香澄を見て

嬉しそうに駆け寄ってくる隼くん。

本当に、いつ見ても可愛いなあ

このカップルは…

走った勢いそのままに、

香澄を抱き上げた隼くん

隼「会いたかった～～！」

香澄も小さいけど

隼くんはやっぱり大きくて

香澄すっぽり。

香澄「今朝も会ったでしょ、もう笑」

隼「早く一緒に住もうよ～～」

人目も気にせず抱きつく隼くんと

恥ずかしいと言いながらも嬉しそうな香澄

え、なにこの素敵な絵…眩しい……

…でも、

てっきり一緒に来ると思ってた

あいつの姿が見当たらない。

．