ハチミツイロ＿＿Reo (ページ15)

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コンビニの前に座って、買ったコーラ飲みながら

トーク履歴の ” A ” ってとこ開いて

何送ろうかな～って考える。

『あれ、』

聞き覚えのある声に顔上げると

「……え、」

そこに居たのは

まさに今LINEを送ろうとしてた

A先輩だった。

「…なんでいるんすか？」

A「なんでって、私んちすぐそこだし。」

「まじ？俺帰り道この近く通ります」

A「へえ笑」

「明日から一緒に帰りましょうね」

A「やだ笑」

隼は香澄先輩を送って行けばいいし

途中から別れれば

うん、完璧。

「てか、なんか買いに来たんすか？」

A「うん、まあ」

言いながら、俺の隣に腰を下ろす先輩。

「…行かないんすか？」

A「んー、玲於が帰るまで居ようかな」

…なにそれ、ずる。

「じゃあ仕方ないから、俺がいちごオレ買ってあげますよ」

A「え、いいよ。昨日も買ってもらったし」

「じゃあコーラ飲みます？」

そう言って飲みかけのコーラ差し出すと

いらない、って笑った。

「じゃあほら、行きますよ」

A先輩の手引いて立ち上がる

店員がまだ居たのかって顔で見てくるけど

構わずパックのいちごオレ手にとってレジに向かった。

「はい」

店を出て、もう一度同じ場所に並んで座る

A「でか」

「まあ多かったら全部飲まなくても」

A「ううん、全部飲むよ。」

…あ、また

好きなところが増える

「やっぱ好きです。」

いちごオレ飲みながら

また横目に見てくる先輩

A「…もう、分かったから。毎日言われてる気がするんだけど」

…照れてる

「毎日思っちゃうんだから仕方ないっす」

A「…ふうん」

「先輩、まだ信じてないんすか？俺が本気って」

A「…そんなことないけどー…」

「じゃあ照れてるだけ？」

A「…もううるさい。」

「ふはっ、なんだ。笑」

そこからお互いのこと色々話して

A先輩のことたくさん知れたし

俺のことも知ってもらえたと思う。

…この調子だ。

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