お風呂。 ページ3
ベルが用意してくれた着替え等を持ってジンの後ろを行く。
ジン［…祐介…てめぇ嫌いなもんあるのか？］
唐突に投げられた質問に少しフリーズしてしまう。
［…あぁ、嫌いな物？特に無いが…強いて言えば重い物だな。］
ジン［重い物だァ？］
［ほら、例えばだ…ごついネックレスとかブレスレットとか……重い物だ、あぁ言うのは苦手なんだ。］
ジン［…そうか。］
［何なんだ急に…。］
ジン［いや、気になってな…気にするな。］
［あぁ。］
温泉に浸かると一気に疲れが取れて行く。
［ん……ん"ん"…気持ちいいな。］
ぐぐっと伸びをしてリラックスする。
ジン［…お前…肌白過ぎて女見てぇだな。］
俺の腕を掴みマジマジと見た後細ぇしと付け加えてきた。
ジン［もうちったァ外に出ろ…俺でさえ出てんだぞ？］
［出てるよ…焼けない体質なんだ、仕方ないだろ。］
ジン［まァ、黒いとあの野郎を思い出すからそのままでいろ。］
［なんだよそれ…焼けって言ったりそのままでって言ったり…変なの。］
コロコロと言ってることが変わるジンが可笑しくてつい笑ってしまう。
ジン［……お前笑えんのか…。］
驚いた様に目を見開くジン…髪を括っているからただのイケメンが驚いている絵にしか見えない。
［笑える…あまり表情を変えないだけだ。］
ジン［ﾌｯ…そうかよ。］
そう言って微笑むジン。
［そうなんだ、ジンこそ白いし髪長いから女見たいだ…俺と違うのはジンの方が何倍も綺麗だって事ぐらいだ。］
ジンの髪を弄りながら思った事を話す。
ジン［綺麗だァ？言うなら格好良いの方が俺は嬉しいぜ？］
グイッと腰を抱かれジンの前に跨る様な体制で座らされる。
ジン［此処でさっきの続きでもするか？ベルモットの邪魔もねぇ、どうだ？］
［やらない…俺のハジメテをジンなんかにやるか。］
ジン［ｸｸｯ…気の強ぇネコは嫌いじゃねぇぜ。］
［俺はジンみたいなタチはごめんだ。］
するりとジンの手が俺の腰を這う…もう片方の手は太腿を撫でる様に膝裏から腰の方へと上がってくる。
［おい、ジンｯ…やめろｯ。］
ジンの手を抓り腰と太腿から離す。
ジン［…痛てぇ…。］
［…ジン、この宿に泊まってる間お触りは無しだ…言う事聞かなかったら俺はジンから逃げ回るぞ。］
ジン［……ﾁｯ…。］
軽く舌打ちをして手を退けたジンから離れ風呂を出る。
着替え歩いていると景光に会った。
諸伏［裕介さん…。］
［久し振りだね景光。］
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ナビィ(プロフ) - めっちゃおもしろいなって思ってこの人他に何か小説書いてるかなって見たときのたくさんのデジャブ。いつもお世話になっております。銀魂の方も面白かったです。これからも頑張ってくださいｯ! (2020年12月28日 18時) (
レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - とても面白いので一気に読んでしまいました…！素敵な作品をありがとうございます。更新を楽しみに、心待ちにしております。お身体ご自愛くださいませ。 (2020年6月9日 3時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shell | 作成日時：2019年9月3日 15時
