同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】 (ページ49)

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コナンside

阿笠邸にて。

「記憶喪失？」

博士に時計型麻酔銃のメンテナンスを頼みに
博士の家にやってきた俺は

博士にある事を聞いた。

昔、Aねぇちゃんが
記憶喪失になった事があったと。

「そうじゃ、Aが中学生の頃、誘拐事件が起きてな。
　その時、若い男性に助けてもらったんじゃが。」

「あーAねぇちゃんが中2の時か...
もしかして、車に轢かれた事故で入院してた時か？」

「あー、新一はまだ小学生だった時じゃ。
　まだ幼いくせにすぐ事件に首を突っ込む。
　だから皆んな、新一にはAの誘拐事件は、事故と偽っていたんじゃ」

はは....確かに俺はあの時から事件が身近で起きるとよく首を突っ込んでたな...。

それに、親戚が絡んでるとなると
居ても立っても居られなくなってただろうな...。

「なんでAねぇちゃん記憶喪失になったんだよ」

「さぁ、よほどショックな事があったんじゃろ
　まぁ記憶喪失といっても一時的なものじゃった。
　1週間は自分の親の記憶さえも忘れてしまっていたが
　すぐに完治したわい。
　だが、その誘拐事件の記憶だけは今でもすっかり忘れてしまっているみたいじゃがな」

「なんで誘拐されたんだ？」

「...さぁな。分からず終いじゃ。
　あの誘拐犯も、未だにまだ捕まってないのじゃよ
　犯人の目星も全くついていなくての」

誘拐事件....？
ただの誘拐とは思えねーな。
犯人の目星が全くつかないなんて...
犯人が手慣れてる証拠だ。

「.....博士、なんで今更俺に話すんだ？」

「感じるんじゃよ。手口が。
　証拠も何も残さない、手がかりさえない」

「まさかそれって......」

「まぁ、考えすぎかもしれないがのぅ...」

　