私たちの関係って…【nnw】 (ページ8)

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それからは陰口が少しずつ減っていった

学校の帰り道

今日は昨日習った曲の練習をしよう

そう思って事務所に向かっていると

トントン

誰かに肩を叩かれた

振り向いてみると

大吾「Aちゃんよな？
今から練習行くん？」

そこには大ちゃんがいて、話しかけてきた

この時が初めて大ちゃんと話した時だった

「はい。
ダンスは事務所に入るまでしたことなかったので」

大吾「そうやったんや。
いつもレッスンない日も歌とかダンスの練習してるよな？
尊敬するわ」

「いえ。西畑さんたちのように上手くないから練習しないと。また陰口言われます」

私が入所した時には既に大ちゃんはジュニアの先頭に立って輝く存在だった

大吾「俺そんな上手くないで？
流星とか他の人の方がダンス上手いし、歌も大橋が上手いしな。
なぁ、正門？」

正門さんという人が呼ばれ、大ちゃんの隣にいた人が話を振られてびっくりした顔をする

良規「あ、うん。」

「そうなんですね。
でも私誰とも入所してから話したことがないので。
同期もいませんし」

大吾「そっか。
じゃあ、今日俺らと練習しやん？
あ、自己紹介忘れとった！
俺、西畑大吾！好きなように呼んでや」

「じゃあ……大吾くん！
よろしくお願いします！
私は枝原Aです。先日は助けて下さりありがとうございました」

大吾「そんなんええねんええねん。
陰口言ってるヤツら、Aの方が上手くて悔しかったんやって。
あ、普通に言ってしもうたけど、Aって呼んでいい？」

「私の方が年下ですし、後輩なので好きなように呼んでください」

大吾「正門も自己紹介しいや」

そう言って正門さんが話し出した

良規「あ、うん
俺、正門良規。大吾と同期やねん。
Aちゃんは入所してきた時から可愛ええなって思ってたで。
好きなように呼んで」

「か、可愛いだなんて。そんなことないです！
じゃあ良規くんって呼びます。
よろしくお願いします。」

大吾「あ、正門がAのこと口説いてる〜」

良規「そ、そんなことないって！
それより、Aって関西弁やないよな？
どこ出身なん？」