私たちの関係って…【nnw】 (ページ7)

今日:149 hit、昨日:106 hit、合計:48,035 hit

6 ページ7

※少し過去の話になります

入所当時、入ってきた私は女で他はみんな男

物珍しいやつが入ってきたという目でしか見られず、

「女にこの仕事は務まらない」

「もって3ヶ月かな。すぐやめる」

なんて陰口ばかり言われては、誰も話に来ないし、ダンスも付きっきりで教えてくれる人なんていなかった

歌は好きだった

でもダンスは未経験

毎回のレッスンで先生のダンスを見よう見まねで体に叩き込んだ

でもやっぱりそんなダンスには限界があって、先生からはいつも怒られるばかりだった

それが悔しくて毎日学校が終われば、レッスンがない日もひたすらダンス、歌の練習に励んだ

足の爪は何回剥がれたか分からない

声も何回潰れたか分からない

相変わらず周りからは「スカウトのくせにダンス下手」、「女っていう珍しさでスカウトされたんだろ」という陰口ばかり

聞こえるぐらい近くで言うなら面と向かって言ってくれればいいのに

でもそんな時に助けてくれたのがあの人だった

大吾「そんなに陰口言う暇あるなら練習すれば？」

きっと大ちゃんは覚えてないと思うけど

大ちゃんはこの時から何かあると救世主のように陰ながら助けてくれていた

そんな大ちゃんにこの時から恋してたんだと思う