私たちの関係って…【nnw】 (ページ42)

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カレーを作り出して30分ほど

もう少し煮込んで、カレールーを入れれば終わり。

そう思っていると、後ろから温もりを感じた。

「ん？大ちゃん？

お風呂上がったの？」

夜遅くだから胃に優しいスープを作ろうと野菜を切ろうとしていた。

大吾「ん。今上がった。
お風呂ありがとう。
めっちゃええ匂いする。」

「ううん。
もう少しでできるから座って待ってて。」

大吾「うん。」

そう言って大ちゃんは私から離れた。

「はい。どうぞ。

お口に合うか分かんないけど…」

大吾「ありがとう。

めっちゃ美味そうやねんけど！」

そう言って大ちゃんは手を合わせ、「いただきます」と言って食べ始めた。

大吾「ん〜！

めっちゃうまっ！

スープもカレーも天最高！」

嬉しそうな大ちゃん

「良かった😊」

大吾「ここ2週間ぐらいさ、ドラマとかで帰るの遅なるから、いっつもテイクアウトのもんばっかやってん。

やから、今日手料理食べれて嬉しいわ〜。」

こうやって口に出して言ってくれる大ちゃんを見てると嬉しくなる。

「これぐらいで良ければいつでも作るよ笑」

大吾「こんなん毎日食べれたら幸せやわ〜」

そんなことを言いながら全て完食した大ちゃん。

「私、お風呂入ってくるから、先寝てていいよ？」

お皿洗いを終え、大ちゃんを見ると、少し眠そうだった。

大吾「ん〜。分かった〜。

ベッドで待っとくわ〜。」

そう言って大ちゃんは寝室に向かっていった。

お風呂を上がり、スキンケアなど諸々を終わらせて寝室に行くと、大ちゃんは既にベッドに入って寝ていた。

私も大ちゃんの横から起こさないように布団に入った。

「おやすみ…」

寝ている大ちゃんにそう言って寝ようとすると…

大吾「……今日、恭平と楽しかった？」

「…へ？」

寝ているはずの大ちゃんが声をかけてきた。それと同時に私の方に体を向けた。

大吾「……俺、最近おかしいんよ。

前までは恭平とAが一緒におっても別にメンバーやしって思えた。

でも、最近は2人でおると嫌な気持ちになる。

…恭平に告白されたんやろ？」

暗い部屋の中

あまり鮮明には見えなかったけど、唯一わかったこと

大ちゃんが私を切なそうに見つめていた。