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藤原side
大倉くんからグループの説明を聞き、
自己紹介をし終えて、帰ろうかと思っていた時
大吾「あ！丈く〜ん！」
大吾に呼び止められた
その横にはAが一緒にいた
丈「おぉ、大吾。
どうしたん？」
大吾「丈くんちょっと時間ある？」
丈「別に大丈夫やけど…」
大吾「あんな、Aが丈くんとちょっと話したいらしいんやけど、大丈夫？」
そう言われて、Aの方を見ると、少し緊張した様子やった
丈「全然ええけど…」
大吾「A！ええって！」
そう言うと、Aが大吾の後ろから出てきた
「藤原さん！は、はじめまして！
枝原Aです！
これから同じグループということで、よろしくお願いします！」
めっちゃかしこまった挨拶をしてきた
礼儀正しい子やん
丈「あ、あぁ、よろしくな。
俺は藤原丈一郎…って今先紹介したか笑
藤原さんって堅苦しいから丈くんって呼んでや
みんなそうやって呼んでるしな」
そう言うと、Aは目を流星みたいにキラキラさせながら
「良いんですか?!
じゃあ丈くんって呼びます！
私のことは好きなように呼んでください！」
妹ができたみたいでちょっとくすぐったかった
丈「うん。
じゃあ、A、これからよろしくな」
そう言って握手した
大吾「A、良かったなぁ
丈くんと仲良うなりたい言うとったもんな！」
「うん！
大ちゃんもありがとう！」
この時は
2人とも仲がええんやな
そんぐらいやった
でもなにわ男子として活動し始めて少し経った頃
大吾のAへの優しさと
Aの大吾へ見せる照れくさそうな笑顔を見て気づいた
両思いやって
でも俺は最初、2人を応援できんかった
グループ内で恋愛？
ファンがあっての俺らの仕事やのにバレたら終わりやろ
そう思って様子を見てきた
でも、ある日を境に2人に距離ができたように感じた
それは大橋も思ったみたいで
和也「大ちゃんとAって何かあったん？」
丈「どうやろうな」
和也「大ちゃん、Aに振られたんかな？」
丈「……は？」
和也「いや、この前さ、告白したら？って言ったんよ」
丈「…それで？」
和也「大ちゃんあの時は黙っとったけど…
ちょっと心配やなぁ」
その時は、いつかまた2人で解決して仲良うなるやろ
そう思っとったけど、現在に至るまで全く変わらんかった
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作者名：ぽんす | 作成日時：2024年2月21日 11時
