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大西side
それから俺とAは頻繁にダンスの練習を一緒にするようになった
お互いメイクに興味があることもあって、一緒にいる時間も増えた
話が合うし、なんと言っても「流星くん！」と目が合えば寄ってきてくれるAは妹ができたみたいで嬉しかった
でも
一緒にいる時間が長くなるほど気づくことも増える
Aと大ちゃんは両思いやなって
お互い好きなくせに言葉足らずで恋が実らない
大ちゃんあんなに俺には愛情表現してくるのに
なんでAにはあんな不器用なん？
まいジャニの収録の時、大ちゃんに聞いてみた
流星「ねぇ、大ちゃん」
大吾「ん〜？流星何〜？」
流星「大ちゃんってさ、Aのことどう思っとるん？」
俺がAの名前を出すと急に動きが止まった大ちゃん
大吾「どうってどういうこと？」
流星「好きなん？
異性として…」
そう言うと大ちゃんは真剣な顔で答えた
大吾「………うん。
好きやで。女の子として」
やっぱり
流星「…告白せんの？」
大吾「………せんよ」
流星「え？何で？」
絶対実るはずの恋なのに…
大吾「………一目惚れやったんよ、Aに。
見た目だけで惚れたけど、
話してみたらめっちゃ内面もいい子やんか？
どんだけ色んな人に陰口言われても、どんだけ怒られても必死に努力して、みんなに明るく振る舞ってさ……
あんなに素敵な子に俺が告白？
そんなんできひん。
もし告白して付き合えたとしても、ファンの子たちにバレたら？
今以上にAは非難される。
これ以上苦しむAは見たない
Aには笑ってて欲しいから…」
結構真剣に考えてたんやな
やっぱり俺が尊敬する大ちゃんはその後のことも見えてる立派な男やった
流星「………そうなんや」
大吾「このこと誰にも言わんでな？笑
俺と流星の秘密やで？」
流星「うん、分かった」
そんな話を聞いてから、大ちゃんとAを密かに応援するようになった
大事な2人には幸せになって欲しい
そう思っていた時
なにわ男子の結成が決まった
俺と大ちゃん、Aの名前があった
素直に嬉しかった
このメンバーでデビューしたい
そう強く思った
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作者名：ぽんす | 作成日時：2024年2月21日 11時
