私たちの関係って…【nnw】 (ページ18)

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恭平「…俺、彼女おらん。
…やって、俺は……
俺は、Aが女として好きやから」

突然の告白で言葉が出なかった

「…あ、あの」

恭平「いつも抱きついたりしてるのやって、Aが好きやからやし、Aを他の人に取られんの嫌やったから。
…今日やってAを楽しませるために誘ったけど、本当はこうやってちゃんと告白するためやった。」

初めて聞いた恭平くんの気持ち

いつもデレデレなのは誰にでもすることかと思ってた

でも、真剣に私のことを考えてくれる

確かに恭平くんが彼氏だったら絶対に幸せになれる

でも、心の中にはやっぱり大ちゃんが浮かぶ

今の状況では大ちゃんと幸せになる未来なんて到底見えない

いっその事…

prrrr……

私のスマホが鳴る

画面には

“大ちゃん”

やっぱりこんな時も忘れさせてくれない

恭平「………返事はまだええから。
電話、大吾くんやろ？

…出てええで？」

切ろうかと考えていた時に恭平くんが苦しそうに言ってきた

「ありがとう」

『もしもし？』

大吾『…もしもし？』

『…どうしたの？』

大吾『……いや、今何してるかなって思って』

『……あ、えっと…』

大吾『…今日さ、連絡してなかったけど、今から会えへんかなって思って……』

『……え？…』

大吾『ごめん、急にこんなこと言って。
……もし大丈夫やったら来る時連絡して…………じゃ』

そう言って大ちゃんは電話を切った

恭平「…………大吾くんのとこ行くん？」

「…え？」

恭平くんが聞いてきた

恭平「ごめん、聞こえてもうた。

大吾くん、急用かもやで？行っといで？」

「……でも」

恭平「俺は大丈夫やから！
また今度飲み直せばええやんか？
……それまで俺の事ちょっとは意識してみて？」

告白をしてくれているのに帰るなんてできない

でも心の中では大ちゃんがいる

恭平「…はよ行き？
大吾くん待ってんで？」

「……ごめん、ありがとう」

私はそう言って恭平くんの家を急いで出た