私たちの関係って…【nnw】 (ページ12)

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道枝side

「道枝さん！初めまして！
枝原Aです！
私も道枝さんの演技拝見しました！
迫真の演技で、感銘を受けました！」

大きな瞳で俺を見ながら微笑んできた

その瞬間俺は気づいた

これが一目惚れなんやって

いや、みんなの前でAが紹介されていた時

あの時から一目惚れしていたのかもしれない

駿佑「あ、よろしくお願いします。
てか、俺たち同い年よな？
タメ口でええで？入所日もそんな変わらんし…」

そういうとAは顔をさらにくしゃっとさせて

「良いんですか?!
じゃ、じゃあタメ口で話すね！」

あ、可愛い

好きだ

そう思った

それから、俺が演技をさせていただいている中で監督やスタッフさんたちからいただいたご指導の数々をAに教えてあげながら、Aの実際の演技を大吾くんと一緒にアドバイスをした

そのうち、気づけば俺はAと呼ぶようになり、Aも俺をみっちーと呼ぶようになった

ダンスレッスンの時も大吾くんたちの中にいるAと目が合えば、Aと手を振りあったり、時には話しかけに来ることもあった

謙社「え？！みっちーいつの間にあの子と仲良くなったん？！」

恭平「それ俺も思った！」

駿佑「いや、この前少し演技のアドバイスしてあげたらちょっと仲良くなった」

2人が驚く姿を見て、少し優越感を感じた

それから、一緒に活動したりすることも増えてきた時、

なにわ男子の結成が決まった。

Aの名前を見つけた時はとても嬉しかった

でも、結成して一緒に過ごす時間が長くなるにつれてあることに気づいた

大吾くんもAもお互いがお互いを好きだということに

大吾くんのAを見つめる時の優しい目

Aの大吾くんと話す時の笑顔

あぁ、俺の入る隙はないんや

そう思った

でも、ある時から2人の関係が変わったように感じた

カメラが回っている時の大吾くんとカメラが回っていない時の大吾くんのAへの態度

真逆のような態度だった

何かあったんやとすぐ気づいた

でも、プライベートで2人で遊んだということを一度も聞いたことが無いし、付き合ったということも聞かない

正直どんな関係か分からないまま過ごしていた

そんな中で開かれた昨日の食事会

俺はあるものを見てしまった