58話 ページ18
滝「白菊は体調は良くなかったが大事を取って先に帰した」
滝「心配しなくても大丈夫だ」
雅兄の言葉に私達女子3人は心底安堵した
「良かったぁ〜」
滝「妹尾もAも本戦にコマを進めることができた」
森「七緒くんも2回戦まで行ったんじゃ、大したものじゃよ
他の者もよく頑張った。ワシは感動した！」
滝「はぁー、なんだその暗い顔は！」
雅兄は海斗を見て困ったように笑った
滝「まだ明日の団体戦もあるんだぞ？」
森「明日は明日の風が吹く
今日の結果を忘れろとは言わんが引き摺られる必要も無い
今日はもう練習などせずたっぷりご飯を食べ風呂に浸かってゆーっくり寝るように
以上じゃ！」
全員「お疲れ様でした！」
各々が歩き始める中で海斗はただ1人下を俯いたままだった。
雅兄はそんな海斗の肩に手をやり何かを話した
恐らく、弓返りの事だろう。
今日の海斗の試合は弓返りはしていたが的は大きく外れたものだったから気にしているのだろう
滝「よし、じゃあA、帰るか」
「うん」
雅兄は私が持っていた荷物を全部持って歩いた
「ありがとう」
滝「お、今日はえらく素直だな」
「今日は疲れたの〜！」
滝「まぁ、全部皆中させたんだ。
そりゃあ疲れるよな」
「でも予選通過だよ」
滝「そうだな」
「県大会では目指せ優勝だからね！」
滝「頑張れA
叔母さんもきっと喜ぶぞ？」
「…うん、そうだね」
お母さん…褒めてくれないかな
逢いたいなぁ…
「無理な願いを口にしても無駄か…」
ポツリと零した本音は雅兄には拾われなかったようだ。
どうかしたのか？と顔を覗き込んでくる雅兄に私は運転してるんだから前を向いてと顔をグイグイと押し退けた
滝「ははっ段々と容赦が無くなってくるな」
どこか嬉しそうに笑う雅兄に私は疑問を覚えた
その日は矢張り疲れていて父や直子さん、暁流達と話さず泥の様に眠った
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スイ(プロフ) - 沙絢さん» ありがとうございます！学校の方が始まり更新があまり出来ませんが気長に待って頂けると幸いです！ (2019年1月16日 22時) (
レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
沙絢 - 凄く面白いです！これからも頑張って下さい！応援してます(^^) (2019年1月16日 17時) (レス) id: 0dd7d43814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月@スイ | 作者ホームページ：http://weareasas
作成日時：2019年1月7日 16時
