【ヒプマイ】3年前、俺の前から消えた女【碧棺左馬刻】

皆まで言う双子 ページ15

三「Aさんいつもお疲れ様です」


「ありがとう三郎くん」


待ち切れず中に入って行った双子は一郎くんに捕まえられている



「ごめんなさいね急に」


三「いえ！全然大丈夫です！
あ、あとでチェスの相手をして貰っていいですか？」


今日こそは勝てる気がするんです！と意気込む三郎くんは普通の中学生だ


二「お前じゃAさんには勝てねぇよ！」



「ほらほら、二人共喧嘩しないの」




なんとか2人を丸め込み私はソファに座る一郎くんと話す




一「一昨日ヨコハマ行ったって言ってたけど大丈夫だったか？」




外では敬語なのに中ではタメ口になる
一度いつもタメ口でいいと言ったのに外では敬語だ




「特に何も無かったわよ」



恋「母さん変な奴にからまれてた！」



蝶「あれはへんたいよ」



双子達…それを言わないで欲しかった…
そんなことも梅雨知らず双子達はベラベラと一昨日、私が路地裏で変な男に絡まれた事を話した




恋「白い髪に赤い目だった！」



皆まで言っちゃったー！



一「へぇ？」




「ほんの少しだけよ、すぐ双子達が助けてくれたもの」




えっへんと双子達は胸を張った



二「恋牙、蝶羽少し手伝ってくれー」



二郎くんの呼び掛けに2人は颯爽と駆け出した




「家の中なんだから走らないの！」




恋・蝶「「ごめんなさーい」」

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