最高適任者 ページ42
ちょっとした会議が終わり、恒例の日雇いバイトが終わってすぐ。
夕飯の支度を終えると、俺は真っ先にある部屋へと向かっていた。
(微妙な時間だけど、あいつ部屋にいるかな)
実質バイトをしている途中も、ずっとそわそわしてたと思う。なんてったって久しぶりの読み込みだ。テンションだって上がらない訳がない。
しかも運良くその相手はこの寮にいるし。
今の自分の部屋である202号室を通り過ぎた隣の部屋。203号室の扉の前に一人立ち止まる。
練習したさにそのままの勢いで扉を開けようとしたが、ある事に気づいて何とか留まった。
(そう言えばまだあった事ないんだよな……)
問題はそこだ。
俺達例による紙の関係だし。そもそも三角って秘密とか守れるんだろうか……。そういう大事な約束はしっかり守り通してくれそうな感じするけど。
まぁ悩んでいても仕方ない。
意を決し、俺は扉を開いた。
瞬間、視界に広がる三角形。
その中心では、見覚えのありすぎる姿がもぞもぞと動いている。よかった、部屋にいたみたいだ。
｢！そこにいるの、誰〜？｣
｢初めまして。お隣さんのAです｣
｢A〜！？｣
扉を閉めてから自己紹介をすると、パッと花が咲いたように表情を変えてこっちに走ってくる三角。動き早っ！
次いで俺の服や背中に顔を近づけてくる。
匂いを確認しているらしいけど、そんな匂いなんかで分かる訳が……
｢本当にAだ〜！！｣
いや分かるのかよ。意味わからなすぎて思わず笑っちゃったわ。
｢はは、なんで俺がAって分かんの？｣
｢だって匂いがさんかくだから！｣
｢ぶはっ、匂いがさんかくとかパワーワードすぎだろ｣
撫でられながらも嬉しそうに話す三角が異常に可愛くて、俺まで自然と表情が緩みまくる。にしてもさんかくの匂いって何。
｢おにぎり美味い？｣
｢うん！すっごい美味しいよ〜！｣
｢よし！これからも作ってやる｣
｢Aのさんかくおにぎり楽しみ〜！｣
いやぁ可愛いこの子！奥さん見てほら！うちの子がこんなにも可愛い！
いやうちの子どころかまず俺がこの世界のどこの子かすら分からないけども！
それから時間は流れ、結局三角と一時間位話してしまいました。
だってさ、分かる？自分のあげたキーホルダー握りしめて｢俺の二番目に大事なさんかく！｣って言われた時のしんどさ。きっつい好き。
てのは置いといて。いい加減本題に入ろう。
｢三角さ、俺と芝居してくんない？｣
｢うん！いいよ〜！｣
即答でした。
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祐(プロフ) - 時雨さん» お返事が大変遅くなり申し訳ございません。もしよろしければどの話か教えて頂いてもよろしいでしょうか？分かり次第すぐに編集しようと思います┏○ﾍﾟｺ (2018年10月3日 14時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 役不足っていうのは自分には役目が軽過ぎで満足できないなんて言うときに使う言葉ですよ (2018年9月10日 14時) (レス) id: cf954cb7db (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 漣凪さん» ありがとうございます！今は面白いの一言が続ける気力になっております。むしろ妄想して貰えるなんて嬉しさで爆ぜそうです。頑張ります！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
漣凪(プロフ) - とても面白かったです！ついつい自身でこの先の展開を妄想してしまいます(←変人)。更新頑張ってください (2018年3月3日 1時) (レス) id: 87e449a00b (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！文字数制限に毎度ひいひい言っておりますが頑張ります (2018年2月25日 21時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年2月23日 1時
