見覚えと確信 ページ5
｢やっと着いた……｣
何とか街っぽいような広い街道にたどり着き、見覚えのあるものが無いかと辺りを見回す。
流石にこれだけ人が多ければ通行人の一人か二人くらいは俺に気がついてくれるんじゃないか？そう信じて。
これは決して自惚れている訳じゃない。そうでもしないと生きていけそうにないんだ(必死)
だがそんな願いも虚しく、かっこいいと褒めてくれる人はいるものの、誰一人速水Aだとは気づいていない。
俺もまだまだ駆け出しなのは分かってるから悲しくもないしむしろ当然だけど。……いややっぱ結構悲しい。
｢にしても本気でどうにかしないとな……｣
必死に思考を巡らせていた時、少し遠くに人だかりが出来ていた。何事かと思い、俺も周りの人と一緒にその中へ混じる。
そしてようやくその中心が見えた瞬間、俺は思わずその場に固まった。
｢MANKAIカンパニーで俺も家を持てた！｣
少し恥ずかしそうにしている男
｢これであったかいご飯を毎日食べられるね、あんちゃん！｣
大根ながらも元気に笑う男
｢もう犬小屋で寝なくてもいいんだね｣
全くもって興味のなさそうな男
そして、それを見守る長髪の女性……
間違いなく、見覚えがある。
それも現実じゃない、画面の向こうでだ。
｢なんで……｣
｢ん？｣
俺の言葉に反応したのか、女性が俺の方を向いて視線がぶつかる。その瞬間、本能が危険信号を発して、俺は逃げるように人の影に隠れた。
背を向け走る俺の背後からは、｢ジャパニーズダイコン｣というこれまた聞いたことのある声が聞こえてくる。
間違いない。
ゲームの世界へトリップ。
ここに来てからずっとその発想はあった。けど、まさか、まさか本当になるとは。
ここはーーー
｢A3!の世界……！？｣
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祐(プロフ) - 時雨さん» お返事が大変遅くなり申し訳ございません。もしよろしければどの話か教えて頂いてもよろしいでしょうか？分かり次第すぐに編集しようと思います┏○ﾍﾟｺ (2018年10月3日 14時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 役不足っていうのは自分には役目が軽過ぎで満足できないなんて言うときに使う言葉ですよ (2018年9月10日 14時) (レス) id: cf954cb7db (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 漣凪さん» ありがとうございます！今は面白いの一言が続ける気力になっております。むしろ妄想して貰えるなんて嬉しさで爆ぜそうです。頑張ります！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
漣凪(プロフ) - とても面白かったです！ついつい自身でこの先の展開を妄想してしまいます(←変人)。更新頑張ってください (2018年3月3日 1時) (レス) id: 87e449a00b (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！文字数制限に毎度ひいひい言っておりますが頑張ります (2018年2月25日 21時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年2月23日 1時
