拳が4つ ページ4
『………はぁ？お前頭でも打ったんか？』
エースの頭を掴んでじっくり観察しながらそう聞くと
「やめろよッ!!」といって振りほどかれてしまう
「俺は本気で聞いてんだよ!!」
『は〜？なーに言っちゃってんのあんた。どっちが良いもクソも、ルフィはお前より小さいしここに初めて来たんだからさぁ…』
「………俺がちいせぇ頃はあんなんじゃなかった…!!」
不貞腐れたように言うエースはまともにゆいの方を見ようとしない
それを見てゆいは、はは〜んと何かを思いつき
『なるほど………お前の言いたことはよーく分かった!!
________つまり』
そこまで言いかけてエースの後ろへ回り込むと「よっ！」といってルフィと同じように抱き上げる
「_______!?!?!?」
『おっも!!お前重くなったなぁ………!!』
「お前何やってんだよ!!下ろせ!!殺すぞ!?」
ルフィと同じように抱っこしてもらいたいのかと思ってエースを抱き上げ途端暴れだし
挙句の果てに殺すまで言われたゆい
『えー、抱っこしてもらいたいんじゃなかったん？』
「ちげーよ!!つか何でそうなんだよ!?」
『いや〜めっちゃ不貞腐れてたからさ』
そう言うと「不貞腐れてねぇ!!」といって腕から乱暴に抜け出し
無意識か否かルフィの飛ばされた方向へと凄い勢いで走っていくエース
1人残されたゆいは頭をポリポリとかきながら「少年心も難しいな」と呟いてゆっくりとエースの行った方へ歩き出すのだった
・
・
・
・
一方、息が切れるまでとにかく走ってきたエースは高い木に登り一人顔を赤くしていた
「クソッ…………何なんだよあいつ」
体育座りをして膝に顔を埋めるエースはさっきとはまるで別人のように静かで儚げな顔
「………こっちの気も知らねーで」
・
・
・
__________5年前
5年前の夏
ゆいがこのコルボ山に来た時だ
ルフィと同様にガープに連れられて来たゆいは既に11歳
今が丸まっているとは言えないが、この頃は今よりもかなり尖っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星猫 - そうですか。一緒に合作しませんか？もちろん、貴方の知ってるアニメで。 (2021年4月5日 18時) (
レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
爆音小僧(プロフ) - 星猫さん» すみません、ドラゴンボールもよくわからないです(T ^ T) (2021年4月5日 18時) (レス) id: 94fcd95241 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 高評価しました！一緒に合作しませんか？ドラゴンボールは知ってます？ (2021年4月5日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：爆音小僧 | 作成日時：2021年4月4日 18時
