26話 ページ26
「ただいまー」
「おかえり」
琴音が帰ってくるとリビングが異様な空気になっていた
エプロンを来たリヴァイ
鼻をつまむミケ
そして2人の不快そうな顔
「ど、どうしたの?」
「臭い」
琴音もくんくんと匂いを確かめてみる
「確かにちょっと臭うね…」
シュッシュとファブリー〇で匂いを消す
「お惣菜とレトルトカレー買ってきたから」
琴音は台所に向かいコロッケを温めてお皿に出すとおにぎりと一緒に憐歌の所へ持っていった
「憐歌の奴がおにぎりっつーもんを買ってこいと言っていたが」
「そうだろうと思って買ってきといたよ。ミケさん、お湯沸しといて」
「分かった」
*
ご飯を食べてお風呂も入り、テレビを見ながら一息ついていた琴音の隣にたった今お風呂から上がったミケが座りスンスンと匂いを嗅ぎ始める
「ん?どうしたの?なんか変な匂いでもする?」
「いや。琴音の匂いはいい匂いだ。」
「まだあの匂いがするのか」
コクンとミケは頷く
「え?そうかな…ファ〇リーズしたんだけどなぁ……」
「こいつの嗅覚は他より数倍鋭いんだ」
「さっきとは違う。今度は気持ち悪い匂いがする」
「もしかしてファブ〇ーズの匂いと煙草の匂いが混ざっちゃったかな…いや、でもあれは無臭のはずなんだけど」
「更にこいつは初対面の奴の匂いを嗅いでは鼻で笑う癖がある」
「へぇー。でも私嗅がれなかった」
「そんな余裕無かったからな」
「私はどんな匂いがする?」
「微かにしか分からんが優しい匂いだ。」
「優しい匂いかぁ……お姉はどんな匂いするの?」
「憐歌は疲れた匂いがする。だから本当の匂いが分からん」
「そっか。お姉頑張ってるもんね。私達も頑張らないと」
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カイリ(プロフ) - 結衣さん» 私からも、お知らせありがとうございました。ご冥福をお祈りします (2017年8月30日 21時) (レス) id: e91033920e (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 結衣さん» お知らせありがとうございます。お名前を外させていただきました。リル様のご冥福をお祈りします。 (2017年8月30日 9時) (レス) id: 0aa059a6b7 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - リルは私の友達なのだけれど、この作品が出来た頃に交通事故で遠い空に旅立ったのだからこの小説のことはどうにもできません (2017年8月25日 0時) (レス) id: 12a171e478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイリ&灯霧 x他2人 | 作成日時:2017年5月13日 22時