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『A...』
「ん、...?」
目を開けるとすぐ目の前にすばるの顔があった。
『もう、起きな、』
「何時?」
『9時すぎた頃、かな』
「起きよっか、」
ふたりで準備して、また外に出かける。
「今日の天気も気持ちがいいね」
『せやな、風が気持ちいい』
「すばる、」
『ん?』
「このままふたりでどっか逃げちゃおっか」
半分冗談、半分本気で言った言葉。
あなたはどう返してくれますか、
こんな窮屈な生活から逃げ出そうと
わたしの手を握ってくれますか、
それとも大丈夫、まだ続けられるって
そう強く言ってくれますか、
『あほ、逃げたら負けやって、』
答えはどちらかといえば後者。
『辛くても続けることに意味がある、』
「ん、そっか」
やっぱりすばるは凄いね、
わたしにはそんな強さはないよ、
わたしにも欲しい
すばるのような
弱さの中にある強さっていうもの。
素敵でしょう、
そういう強さが一番。
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時