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『きっとお前は辛かった、ずっとずっと孤独やった。両親がいなくなって、唯一の頼りだったおばあちゃんまでもいなくなって、しまいには、大好きだった唯一の親友まで。』
「うん、辛かったの、もうね辛いって言葉じゃいい現れないくらいわたしは孤独だった」
もう、なんで生きてんだろって思った。
こんなわたしなんて何にもないわたしなんて
この世界にいても意味が無いんじゃないかって。
どうせ天国に行ったらみんな居る。
わたしの大好きだった人たちみんな
天国にいるの。
なら、わたしもこの世界から消えてしまおうか。
「だから、わたしだって命を絶とうとた。」
『…』
「でもね、…出来なかった。
怖かったの、やっぱりわたしは弱かった、」
『そうやね、…でもA?』
すばるはくいっとわたしの顔を上げて
目を合わせた。
『こうして、今俺とお前は居る。
あの時、しななくて良かったんやない?』
すばるの目はとっても優しかった。
まるで私を、肯定してくれているかのような
そんな目だった。
『A、』
「……」
『A、泣かんで』
「だってっ、…」
『うん、』
「ねぇ、すばる」
『ん?』
「わたしはここに居ていいのかなぁ」
ずっと不安だったの、
自分の存在意義がわかんなかった。
『ええんよ、お前はここに居らなあかん。』
すばるは優しい目のままわたしの、頭にてをぽんっとのっけてそう言ってくれた。
そしたら今度はわたしを優しく抱き寄せて
『なんなら俺のために生きて』
そう言ってくれた。
そのとき、わたしは一生をすばるに捧げようと思ったんだ。
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時