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「架純ちゃん!」
いじめを受けているって気づいたわたしは
すぐ架純ちゃんに言い寄った。
「いじめなんて、気にしちゃダメ!
わたしがずっとそばにいるよ、ねぇ、抱え込まないでよ」
架「ごめんね、でもAちゃんに迷惑かけるわけにはいかないの」
「迷惑なんて思わない!ねぇ、一緒に頑張ろうよ。
クラスの人全員わたしたちの敵になったって、わたしと架純ちゃんはずっとふたりだよ?」
架「Aちゃんは、優しいね。
ありがとう、わたしと一緒に戦ってくれる?」
「うん!もちろん!」
その日から、わたしたちは
クラスの人からのいじめに頑張って耐えてきた。
いじめって言っても
そんなに派手な事じゃなくて
ほんとに地味ないじめ。
喋りかけても無視があたりまえ。
なにかの、決め事では絶対にのけもの。
聞こえるような陰口なんて日常茶判事。
地味な攻撃だけど
辛かった。
でも、わたしを救ってくれた架純ちゃんのためならって
わたしはずっと架純ちゃんの隣にいた。
ときには泣いたし、ほんとに苦しかった。
でも、きっと耐えていれば幸せが訪れるって
そう思っていた。
そう、思っていたのに…、
架「ごめんね、Aちゃん」
架純ちゃんはいつからか
わたしの隣には居てくれなくなった。
いつからか架純ちゃんは
いじめてた人達と一緒にいるようになった。
わたしはほんとうのほんとうにひとりぼっちになった。
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時