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『なんで、こんなとこなんかおんの』




「理由なんていらないでしょ」




『ふ、友達おらんの?』







面白おかしくそんなこと聞いてくるから





「悪い?…ていうかわたしは自分からひとりになろうとしてるから。」





って、睨みながら言ってやった。






『いや、俺も同じやし』




「え?」




『俺も、お前と一緒や。
ひとりになりたくてここに逃げてきた。』









窓の外を眺めながらそういう彼。




へぇ、仲間じゃん。





とは、ならなかった。




同じとはいえ、わたしはひとりを貫きたい。







「ひとりになりたいなら、ここにいちゃダメじゃん」




『お前と俺は似てるから、別にええ』





はぁ?





「似てる?どこが、」




『んー、その性格とか、何かを映してるようでなんにも映してない、その目とか、』




「…、」




『なんか、お前、抱えてんのやろ。』








怖い、そう思ったわたしは



そう問いかけた彼の言葉を無視して





教室を飛び出した。







教室を出る時にかすかに彼が笑っていた気がしたのは、きっと気のせい。

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設定タグ:関ジャニ∞ , 渋谷すばる   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時

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