19 ページ20
そらからまもなく母と父は亡くなった。
きっと、夢を見てるんだって
そう思ってた。
そう思いたかった。
でも、現実はわたしの目の前にちゃんとあって
次の日に知ったのは
また、わたしを苦しめるものだった。
祖母から聞いた話だった。
祖母「ママとパパね、あなたの誕生日プレゼントを買いに行くところだったらしいの」
「誕生日、?」
祖母「そう、A、昨日誕生日でしょう」
「そうだ、った?」
嘘でしょ、
誕生日プレゼント?
そうだ、昨日はわたしの誕生日
わたしのためにでかけて
それで事故にあった、
あぁ、全部全部わたしのせい
祖母「きっと、家に帰る途中に事故にあったの。ぐちゃぐちゃになった車の中からこれが見つかった」
祖母から渡されたものは
汚れた可愛らしい洋服と
シンプルなデザインの腕時計だった。
こんなに、わたしのために
プレゼントを買ってくれて
きっと、たくさん悩んで色々2人で考えて
選んでくれたものなんだろう。
わたしの誕生日が昨日じゃなかったら
2人は事故にあってなかったかもしれない
笑って今頃を過ごしていたかもしれない。
わたしが、この世界に生まれてきてしまったから
あぁ、わたしの存在意義は、?
わからなくなって、
その日から、わたしは学校なんて行かないで
部屋に引きこもって
不登校になった。
95人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時