18 ページ19
事故は、あまりにも悲惨なものだったらしい。
車はぐちゃぐちゃで
そんな中、生きて病院までたどり着いたのは
奇跡だと思った方がいいと、先生はそう言ってた。
わたしは、ゆっくり母と父の元へ行った。
「ママ?パパ?大丈夫?痛かった?」
わたしがそう問いかけたって
びくともしない。
重体だった。
もう、目が覚めるか分からない
そう言われた。
「ママ、やだよっ、…死なないでね?
A置いて死なないで!
また、美味しいご飯作って?
また、Aって優しく、名前を呼んで?」
「パパ?ねぇ、起きてよ、…
死なないでよ、…またたくさんお勉強教えて?A、パパにお勉強教えてもらわなきゃ馬鹿になっちゃう…、ねぇっ…」
全然反応なんて示さない。
目を開けて、…
お願い…
何度もママ、パパって
何度も何度も呼んだの。
ねぇ、なんで起きないの
神様、あなたはなんでわたしにこんな試練を与えたの
ママとパパがいなくて、わたしどう生きたらいいの
ねぇ、…かなしいよ。
95人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時