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『準備できた?』



「うん、ばっちり」







朝、すばるが家まで迎えに来てくれた。





じゃあ、行こっかなんて


歩き出したら



ふと繋がれた右手。






手を繋ぐなんて、すばるとは初めてで


どういう意図があってこんなことをしたのか分からなかったけど






素直に、嬉しかった。







『広い家、住んでるやん』






電車に揺られている時



すばるがふと言ってきた。






「うん、」





『寂しくないん』





「もう、慣れちゃった」




『そか』








寂しくない、なんて



そんなの嘘に決まってるけど





でも、慣れてしまったのは本当。






もう、寂しいなんて思っても



どうにも出来ないから



諦めてる部分もあるんだと思う。






今は、すばるっていう存在を大事にすることが


1番わたしに出来ることなんだと思うから





だから、今じゃ、寂しいなんて気持ちは

考えないようにしていた。

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設定タグ:関ジャニ∞ , 渋谷すばる   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時

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