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『ついに明日やぁ、俺、楽しみや』
「ふふ、あたしも」
ついに、遠出の旅行が明日に迫った。
わたしもすばるもすごく楽しみにしてる
『親、大丈夫なん?』
「わたし、親いないから」
顔色ひとつ変えないでそう言ったわたしに
『え、あ、ごめん』
すばるはすぐ驚いたように謝った。
「謝らないでよ、同情して欲しくて言ったわけじゃないし」
『おん、せやな。』
少しの間すばるは気まずそうな顔してたけどすぐにいつもの顔に戻って
『それにしても、あれよな、3ヶ月一緒におっても知らないことってまだまだあるもんやな』
そんなことをしみじみ言い始めた。
そうか、すばると出会ってもう3ヶ月か、
全然、気にしてなかったけど、もうそのくらい経ってたんだね
でも
「3ヶ月なんて、長いようで短いんだよ。
3ヶ月で、全部知ることなんて無理でしょ」
『そっか』
「まだまだ、これから」
そう、まだまだだよ。
ゆっくりゆっくり
お互いのことを知っていけばいいよ。
焦ってたってなにも意味が無い。
ゆっくり、
心の内を話してくれれば、
わたしはそれでいい。
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時