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『温泉、行こや』
「急だね」
『言ってたやん、泊まりで遠出しよって』
「言ってたけど」
あまりにも急すぎて驚いたよ
『温泉でええ?俺勝手に決めてしまったけど』
「うん、全然いい」
『そか。いつにする?』
「あたしほんと、いつでも暇だから、全部すばるに合わせるよ」
『ほんま、お前俺に任せっきりやなぁ、俺のことすきなんや?』
任せっきりっていうのが
どう繋がってすきっていう結論に至ったか知らないけど
そりゃ、すきだよ
だいすきだよ
そのすきに本当に感情が入っているかって言われたら
それは少し分からないけど
でも、きっと、すきだよ
口にはしなかったけど。
『まぁ、ええわ。
てきとーに決めとくな?』
「うん、お願いしまーす」
ほーい、って
すばるは机に突っ伏する
もう、すばるってば
暇さえあれば寝てるんだから。
わたしのことなんかほったらかして
わたしのほうからそっぽ向いて
机に顔を伏せちゃうの。
ほったらかされてるわたしの身にもなってみてよね。
暇で暇でしょうがないんだから。
まぁ、でもわたしは
そんなすばるの寝てる姿を見るのがすきだったりもする。
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時