生きたい理由が出来た少女の話

三十三話 ページ37

燭台切「君で最後だね…」



男「ぁ…あ…」



燭台切「Aちゃん」



燭台切さんが私に刀を渡してきた



貴方「え？」




燭台切「最後は君がやりなよ
ほとんど僕らがやっちゃったけど


少しは復讐できるんじゃないかな。」




貴方「分かりました…」



刀を受け取り、命乞いをする男を見た



男「いやだ…いやだ…
死にたくない…！！
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！！」



腰が抜け立てない男の胸を刺した




男「ぁ…が…
いだ…い」



燭台切「少し浅いね…

でも、刺されたんだ、とても痛いだろうね」



男「はやく…ごろして…」




さっきまで死にたくないとか言ってたのに…



あぁ、こんな感情初めてかも




人を殺したいなんて感情…





男の口の中に刀を入れ、どんどん奥に刺していく



男「あ…がぁ…あ…」


自分の血で溺れているのか、痛くて泣いているのか…




燭台切「やるねぇ…」



大般若「これは絶景かな」



小竜「やっぱりやっちゃうんだね」



小豆「これがおわったら、謙信やAにすいーつをつくってやりたいな」



男「あ…が…ぁあ………………………」



刀を抜くと、男は完全に動かなくなった



改めて教室を見回すと、血、血、血


真っ赤だ



真っ赤な大きな箱みたいで綺麗に思えた

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