極秘管理ファイル5ー煙草ー ページ12
陽射しが暖かく降り注ぐある日の事、鬱はコネシマとフラフラ中庭を歩いていた。すると、何を見つけたのかコネシマが急に走り出す。
「えっ？シッマ！？」
コネシマに用があった訳ではないが、置いていかれた鬱はコネシマの後を追う。
元自分たちがいた場所から結構離れた薔薇園付近の大きな木の下でイフリート戯れるAとゾムが居たのだ。2人はコネシマと鬱に気づいてこちらを見る。
(いや、絶対見える位置やなかったやん！犬か！！)
と言う心の中での鬱のツッコミはさておき、コネシマはAを見ると嬉しそうに近寄っていった。
「よぉ。今日も元気に遊んでるか、A？」
コネシマがAの方に歩み寄ろうとするとゾムが嫌そうな顔をした。てっきりいつもの嫉妬かと思ったのだが…
「シッマ、煙草臭いねん…。近寄んなや…。」
確かにゾムは嫌煙家である。それに、俺達は煙草を吸った帰りにここを歩いてたので今はすごく煙草の匂いが染み付いているだろう。強い匂いが嫌い(というよりAは嫌いが分からないから苦手)なのはAも一緒である。
『にぃに、煙草めっ！！』
小さい子に母親が怒る時のように人差し指を立てて“めっ”と言うAにコネシマは色々な感情がぐるぐるしているらしく、百面相をしていた。
だが、最終的に落ち着いたのだろう。
『A、これから煙草やめるからこれからも一緒に遊んでや！』
「えっ！？シッマ煙草やめるん！？ってか、やめれるん！？」
鬱が驚くのも仕方ない。コネシマは結構重いのを吸ってる上に自分の寝室でも吸っていて、部屋に入ってきた虫が全部死んでしまう程のヘビースモーカーなのだ。
「やめるに決まっとるやん！Aにめっ！ってされてしもうたしな。」
そう言ってAを抱き上げ撫でながら言うコネシマに鬱は何分持つかな…。とぼーっとその様子を眺めるのであった。
ちなみに宣言して2時間で1本吸っているのを見かけた。
それでも格段に量が減ったので結構効果あったのかもしれないなぁと鬱は思うのであった。
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ムッチャまっちゃ - 天才ですか？天才なんですか？simaさんのお話すごく面白いです！ (2022年8月28日 12時) (
レス) id: 41cf5c918b (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - simaさん» 大丈夫です！僕もナマケモノなんで！！ (2022年8月21日 20時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
sima(プロフ) - 紲那さん» なるほど！！私ナマケモノ更新ですけど大丈夫すかね、、頑張っては見ます、、 (2022年8月21日 12時) (レス) id: 1f73607c6b (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - simaさん» simaさん、コメントありがとうございます！募集企画っていうのは簡単に言うと、参加者を募集して合作する……みたいな企画です！めちゃくちゃ簡潔で申し訳ない…。企画できるように頑張ります！ (2022年8月21日 12時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
sima(プロフ) - 募集企画すぐ飛んでいきやす！募集企画の意味分かんないけど((ﾎﾞｿｯ あの、、募集企画ってどんなものか教えてください、、でもどれにしろ絶対飛びに行きます！！！！ (2022年8月17日 20時) (レス) @page25 id: 1f73607c6b (このIDを非表示/違反報告)
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