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｢やはり衰えた
全盛期なら5発も撃てば充分だったろうに
300発も打ってしまった｣
｢衰えた？嘘だろ…完全に気圧されたよ よくも俺の脳無を…チートがぁ…！！｣
戦力を失った敵はなおも慟哭する。
｢全っ然弱ってないじゃないか！！あいつ…俺に嘘教えたのか!?｣
｢……どうした？来ないのかな!?クリアとか何とか言ってたが……｣
｢出来るものならしてみろよ！！！！！！｣
あまりの気迫に射抜かれた主犯格の敵はたじろぐ。
｢さすがだ…俺たちの出る幕じゃねえみたいだな…｣
｢緑谷！ここは退いたほうがいいぜもう 却って人質とかにされたらやべぇし…｣
だが切島に話しかけられても緑谷は答えない。その場を動かなかった。
｢主犯格はオールマイトが何とかしてくれる！俺たちはほかの連中に助けに…｣
｢緑谷｣
敵とオールマイトの方を見て何かブツブツと呟く緑谷にAは違和感を感じた。
｢緑谷…… 戦うつもり？｣
Aのその一言に緑谷が固まる。
｢何より……脳無の仇だ｣
刹那、モヤ敵と主犯格の敵がオールマイトに向かう。
隣にいた緑谷はもうそこにはいなかった。
｢な……緑谷!?!?｣
嫌な予感がした。遅れてAも地を蹴る。
｢オールマイトから
離れろ｣
モヤの実態部分を掴んだ緑谷に、敵の手が襲いかかる。
｢2度目はありませんよ！！｣
その、一瞬の内に。
緑谷と敵の間に左腕を滑り込ませる。
五指に触れた部分がズゥ…と崩れていくのがわかった。
掴まれたところから先が重力に従い落ちていく。
きーーーーーーん。
と静寂によく響いた。
Aの目に映る。
飛び散る薄水に赤が混じっていた。
｢来たか！！｣
｢ごめんよみんな 遅くなったね
すぐ動けるものをかき集めてきた｣
Aは敵が撃たれたのだとその声で気づいた。
｢1-A クラス委員長 飯田天哉！！！｣
｢ただいま戻りました！！！｣
｢あーあ来ちゃったな…ゲームオーバーだ 帰って出直すか黒霧…｣
敵はゲートに立ち塞がるヒーローたちを見上げる。が、銃弾を受け呻き声を上げる。
満身創痍の13号先生に引っ張られながらも主犯格はゲートへと潜っていく。
｢今回は失敗だったけど……今度は殺すぞ 平和の象徴オールマイト｣
その不敵な言葉を残し、USJ襲撃は幕を閉じた。
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あかや - とても面白かったです！更新待ってます〜！ (2020年12月15日 13時) (
レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてる - とてもよかったです(´；ω；｀) (2020年4月19日 18時) (レス) id: d34f4e9add (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - みんなが名前を呼んでるとこでちょっと涙出ちゃいました…更新待ってます！ (2019年3月29日 21時) (レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
音春(プロフ) - 更新頑張ってください！(受験勉強も) (2018年12月1日 17時) (レス) id: f210cca1fd (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月16日 21時) (レス) id: 5a8ebe94bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さも | 作成日時：2018年2月9日 2時
