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山田｢飯出来たから食べながらでいいだろ。俺も知らねーかも、聞きたい｣
八乙女｢おう。とりあえず並べろ｣
『いただきます』
知念｢で、何があったの？｣
薮｢Aが5歳くらいの時かな。両親を亡くしてすぐの時その事を受け入れられなかったAは夜になると泣き出して雄也も大変だったみたいでさ、それで俺らも雄也を休ませてやりたくて途中から交互に見てやってたの俺がここに来た時は雄也は光の家でお泊まり、その逆って3人でまわしてたのAも俺らには懐いてたから1日、2日雄也が居なくても泣かない程度にね。雄也にはその間何も考えるな、とりあえず休め、寝ろって言い聞かせてね。で、半年経ったくらいでようやく泣かなくなって大丈夫そうだなって俺らはそれ辞めたの。雄也ももういいだろって言って。その油断が行けなかったのかな、ある日みんなでここでお泊まりしてA寝かせて遊んでたらさ、そこのコンビニ行こうってなってちょっと出るだけだしAも寝てたから置いていったの。帰ったら居なくてさ、鍵がかかってない、靴もない。急いで探し回った、やっと見つけたのは家の近くの公園。家族でよくそこで遊んでたからここにみんながいると思ったんだろうね。1人で滑り台のところに座ってた泣きもせず。俺らが駆け寄ると見つけた！ってかくれんぼ上手いねってでもパパとママはいくら探しても居ない。どこなのってわんわん泣き始めてさ、急いで家に帰って泣き止まさせてちゃんと説明した。でもやっぱりよく分かってないみたいで。でもそこからだよ、何があっても1人にしないようになったのは｣
｢そんなことあったんだ｣
八乙女｢そうだぞ〜大変だったんだぞ〜。こんなにいい子になって、俺はもう｣
｢お父さんはいいから！笑｣
山田｢まあこんなに1人にしないのは何か訳があったってのは察してたけど、そのくらいの歳の子がいきなり居なくなるの怖いよな｣
知念｢しかも残った唯一の家族だもんね｣
山田｢お前、反抗期の事謝った方がいいぞ｣
｢うるさい！掘り返すなって言ってんでしょばか！｣
山田｢あー、元ヤンこえ〜｣
｢違うから！一切そんな人たちと関わってません｣
八乙女｢そうなの？俺らてっきりそう思ってるよ？｣
｢え、そうなの？｣
薮｢ああ。何してたの？｣
｢家にいたくなかっただけ。その辺プラプラしてた｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年11月9日 14時
