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おでこにあたる柔らかい感触
そのままほっぺと鼻
私は咄嗟に目を閉じた
知念「ふふ笑」
「え?」
知念「期待した?」
「え?あ、いや」
知念「ここは僕の気持ち受け入れてくれたらね」
私の唇を人差し指でぷにぷにしながら言う
知念「柔らかいね笑」
そのままぎゅっと抱きつかれる
知念「これでも我慢してるんだから」
あー、だめだ
すごくドキドキしてる
もっとって思ってる自分がいる
今絶対顔真っ赤
知念「さ、寝よっか」
「うん」
このドキドキがバレないように背中を向けて眠りについた
知念「朝だよ、起きて」
「んー」
知念「遅刻しますよ?」
「ねむいー」
知念「あ、ちょっと!」
私は寝ぼけながら布団を引っ張ったつもりだった
知念「朝から大胆」
「へ?」
私が引っ張ったのは侑李どった
「ち、ちがう!ごめん!」
知念「僕はいつでもいいよ?」
「そ、そうじゃなくて」
知念「冗談。ほら、準備するよ。こういうことは僕以外にしちゃダメだからね」
「誰にもしません」
知念「はいはい、わかったよ」
私の頭をささっと撫でてから部屋を出ていく
知念「早く準備しなね」
「起こしてくれてありがとう」
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作者名:Ne | 作成日時:2023年11月9日 14時